IT講習会と情報スキルIについて |
■■■ 1. IT講習会とは
情報リテラシ教育の一環として、主に新入生を対象として、ネチケット、文書作成、表計算、プレゼンテーションソフトなどの基本的な情報スキルを身につけさせることを目的として情報メディアセンターが主催する講習会です。大きな特徴としては、
・ 講義形式ではなく自学自習形式である
・ 自由な時間に自分のペースで学習できる
・ 自学自習の教材としてテキストがある
・ わからないところは先輩(IT-A:ITアシスタント)がサポートしてくれる
・ すでに学習済みの内容については自学自習の段階を飛ばして、5スキルクリア試験(後述)にチャレンジできる
・ 講習会を修了すると、IT-Aの応募資格を得られる
■■■ 2. 情報スキルIとIT講習会の関係
情報スキルIとは、青山スタンダード技能コア科目の一つであり、新入生の必修科目として事前登録されています。単位取得方法は、情報メディアセンターが主催する「IT講習会」を受講し、用意されているスキルチェックを全て合格し、修了することが求められます。つまり、「IT講習会」を修了した人だけが、「情報スキルI」の単位を取得できることになります。
図 1 情報スキルIとIT講習会の位置づけおよびその流れ
■■■ 3. IT講習会の内容と流れ
IT講習会では、以下に示す内容を学んでいきます。大きく「コンピュータの基本スキル」と「アプリケーション操作スキル」の二つに分かれ、それぞれ異なる方法で学習を進めて行きます。
「コンピュータの基本スキル」編は、コンピュータの基本的な使用方法、インターネットを利用したWebやMailの利用方法、さらに、これからのネットワーク社会の中で生活をしていく上で重要となるネットワーク社会におけるエチケット、通称「ネチケット」を学びます。これらはオリエンテーション期間中に講師による講義形式で学習をし、授業期間中に各スキルに対するスキルチェックを受検します。
一方、「アプリケーション操作スキル」編では講義はなく、自学自習形式となります。自学自習をする教材としては、アプリケーション毎に以下のものがあります。
これらの中から、自分の学習スタイルに合ったものを選択し、自分のペースで学習し、スキルを身につけていくことが出来ます。
自学自習教室では、IT-A(ITアシスタント)と呼ばれる一定スキルを身につけた上級生がサポートに当たります。自学自習をしてわからないところなどについては、IT-Aに質問してください。
自学自習を進めてそれぞれある一定スキルを身につけると、そのスキルを本当に身につけたかどうかを判定するための「スキルチェック」を受検する必要があります。スキルチェックは全8科目、各スキルチェック科目は20分〜60分(科目によって時間が違う)で行われます。各スキルチェック科目の試験内容はすべて本Webサイトで公開されており、どのような問題が出題されるかを事前に理解したうえで受検することができます。ただし、各スキルチェック科目は一定の出題範囲に対して複数パターンの問題を用意して います。
表 1 IT講習会の内容および学習方法
種別 |
項目 |
学習方法 |
学習期間 |
スキルチェック |
スキルチェック |
コンピュータの |
基本操作 |
講師による講義+ |
オリエンテーション期間中の1日 |
IT講習会Webサイトを参照 |
1 |
ネチケット |
入門1 |
||||
アプリケーション操作スキル |
文書作成 (Word) |
テキストを使用しての 自学自習 |
授業時間中 |
1 |
|
表計算(Excel) |
初級1 |
||||
プレゼンテーション |
1 |
||||
総合試験 |
1 |
合否判定はシステムによって自動で行われます。合格した場合は次のステップに、不合格だった場合は間違った 問題について学習しなおして、再度スキルチェックを受検してください。スキルチェックは合格するまで何回でも受検出来ます。
スキルチェック開催日程は変更されることがありますので注意してください。
また、IT講習会で身に付けるスキルと同程度以上のスキルをすでに習得している自信のある学生は、「情報モラル・ネチケット(入門編)」修了後に、「5スキルクリア試験」を受検することができます。この「5スキルクリア試験」に合格すると、IT講習会の一部の科目についてスキル習得しているものとみなされ、最大5科目分のスキルチェックは免除となります。詳細は本Webサイトで確認してください。
■■■ 4. IT-Aの役割
IT-A(ITアシスタント)とは、IT講習会で学習する学生の自学自習を支援し、さらに、スキルチェック教室で試験監督・受検生誘導を行う、一定スキルを身につけた上級生です。IT-Aは、スキルを講義形式やマン・ツー・マン形式などで教えるのではなく、学習者が自ら学習する姿勢作りとスキルを身につけることをサポートします。したがって、最初から何も勉強せずにIT-Aに「答え」を求めても教えてはくれません。自分が勉強してわからない箇所については、どのように勉強すればよいのかのヒントや教材のどこを勉強すればよいのかなどをサポートしてくれます。あくまでも「学習のサポートをしてくれる人」であることを十分理解してください。
IT-Aが配置されている教室
・ 自学自習を行うための専用教室(青山キャンパス18005教室、相模原キャンパスB421教室)
・ スキルチェック受検のための教室(青山キャンパス18002〜18004教室、相模原キャンパスB305(B306)教室)
※相模原キャンパスはB305教室を優先的に使用
自学自習専用教室のIT-Aは、受検生が自学自習をする際に理解しづらい箇所や、スキルチェック受検の結果不合格だった受検生に対しての再学習の方法といった質問に対応してくれます。
スキルチェック受検教室のIT-Aは、スキルチェックの受検監督および受検生の誘導を行います。スキルチェック受検教室では、通常の定期試験と同じ条件(学生証の提示、不正受検不可)でスキルチェックを実施します。したがって、この部屋ではすべてIT-Aの指示にしたがって受検してください。
なお、IT講習会を修了した人は、このIT-Aとして活躍する機会を得ることが出来ます。新しいIT-Aの募集方法については、本Webサイトで発表されますので、興味のある方はご確認下さい。